◆ また、このシーンでは绫香の葛藤と迷いを描く。 罪もない被害者の死体の山に、绫香は现実をつきつけられる。 :绫香(M) 「人……人が、死んでる」 「颜も知らないなんて、嘘だ。无関系だなんて、误魔化しだった」 「だって知ってる。知ってる人もいる。见たことがなくても、この人たちはわたしの知っている人たちだ」 「同じ街で暮らしているのなら、関系のない人なんて、一人もいない」 自分が消极的だったせいで、彼等はサーヴァントの犠牲になった。
:绫香 「わたしが――― 「わたしが、あの时。 戦いから逃げなければ、この人たちは―――」 绫香の覚醒スイッチ、ちょっと入る。 ■S09/美纱夜(Ⅱ) 玲珑馆の中庭。 ペット兼使い魔である猟犬たちに饵を与えている美纱夜。 可怜な手でモツ鹫掴みにしている。グロテスクだがエロティシズムな仕草。それを傍らで、柱によりかかって见下ろしているランサー。
七人のマスターが竞ってから、はや七日。 ランサーは既にセイバー、アーチャー、ライダーと刃を交えているが、それ以降、自分から他マスターに仕挂けようとしない美纱夜に不信感が。 :美纱夜 「私の方针に不満があるでしょう?なぜ本来の武器で戦わせないのか。ここに至っても宝具の封印を解かないのは、裏切りられるのを恐れているからではないのか、って」 :ランサー 「あ?
いや、それはねえよ。ゲイボルクがねえのはしっくりこねえが、まあ、ないならないでの戦いをするまでだ。 マスターとしてお前は正しい。残りの面子が见えるまで静観することに文句はない。だが―――」 美纱夜には时间がない。他のマスターと违い、美纱夜にはタイムリミットがあるのだ。上品に戦ってはいられない。いざとなればサンクレイドと手を结び、贪欲に立ち回らなければならない。
:美纱夜 「いいのよ。私の命と、私の信条は别のもの。秤にかける事さえおぞましいわ。少なくとも余裕があるうちは、まだ」 冗谈とも强がりとも取れない言叶に、ランサー、やれやれと肩を落とす。また気の强い女に当たっちまったな、といった风。 ランサーは美纱夜を批难しているように见えるが、かつての师(スカサハ)に似た性根の美纱夜を気に入れっている。