あれから、早くも二年の月日が流れました。 この間、日本国内はもとより、海外からも、続巻の刊行を求める声が毎日のように届いていました。 私たちも、一日も早くヤマグチ先生の遺志を実現したいと思う一方で、大きな喪失を乗り越えるために、また、大きな作品をお預かりする体制づくりに、相当の時間が必要でした。 いま、ようやくファンのみなさんに、『ゼロの使い魔』の続巻の準備が始まったことをご報告できるようになりました。
実際の刊行までにはなお、時間をいただきますが、なにとぞ今しばらくお待ちください。さまざまご意見はあると思いますが、どうか温かく見守っていただければ、こんなに有り難いことはありません。勝手ながら、心よりお願い申し上げます。
MF文庫J 前編集長三坂泰二